大腸がんが転移したら|早期発見がカギとなる

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消化器にできる稀ながん

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十二指腸ポリープとの関係

十二指腸は胃と小腸をつなぐ30cmほどの長さの消化器官です。胆管や膵管ともつながっており、十二指腸の乳頭部から胆汁や膵液が分泌されます。十二指腸がんは消化器がんの中ではもっとも発生頻度が少なく、そのために原因などについてはまだほとんどわかっていません。十二指腸がんの大部分が良性腫瘍である十二指腸ポリープを伴っていることから、ポリープががん化するのではないか、と考えられています。ポリープができやすくなる原因のひとつとして食生活の欧米化があると言われています。高脂肪のものや肉類を少なめにし、野菜を中心とした伝統的な日本の食生活にするとポリープの予防にいいようです。家族性ポリポーシスという直腸や大腸の内側に多数のポリープができ、大腸がんのリスクが高い遺伝性疾患があります。この疾患を持つ人には高い確率で十二指腸ポリープと十二指腸がんが発生します。

初期症状はない

十二指腸がんの初期症状として特別なものはありません。進行がんになると腹痛、嘔吐、体重減少、貧血などが起こりますが、これらは他の消化器がんでも起きてくるものであり、十二指腸がんに特徴的な症状ではありません。さらに進行すると、がんが胆汁の出口を塞ぐため黄疸が見られるようになります。十二指腸がんは、内視鏡検査で腫瘍の一部を採取し、病理検査を行って確定診断をおこないます。胃の内視鏡検査で十二指腸ポリープが見つかり、早期の十二指腸がんとして発見されるケースもあります。確定診断後はがんの進行度に応じて治療法が決まります。がんが粘膜層内にとどまっている非常に早期の場合は、内視鏡的粘膜切除術をおこないます。がんが粘膜下層まで浸潤している場合は開腹手術による十二指腸部分切除術、筋肉層よりも深く浸潤している場合には、胃切除術か膵頭十二指腸切除術が選択されます。

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消化器にできる稀ながん

十二指腸がんは消化器官にできるがんとしては非常にまれなものです。がんの大多数が十二指腸ポリープを伴っているため、ポリープががん化するのではないかと考えられています。そのため、胃内視鏡検査などで十二指腸ポリープが見つかった場合は要注意といえます。

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